四方田 修平

Shuhei YOMODA監督

――本日の試合の総括をお願いします。
まずこの試合、勝って次のステージに進まなければいけない。そこが一番大事でしたが、敗戦してしまい非常に申し訳なく思っています。高知まで来てくれたサポーターの方々にも申し訳ない結果になってしまいました。
試合のほうは、ある程度、高知ユナイテッドSCさんのJFLでの戦い方、また天皇杯でG大阪に勝った試合などを見た中で、守備は守られたらかなり堅い、カウンターが鋭い、そういう難しいゲームになることを覚悟していました。選手とも、いかに我慢強く攻められるか、我慢強く守れるかという話をしながらゲームに入りました。前半は予想した通り、かなり厳しい展開になりました。焦れずに後半、修正すべきところは修正して、勝ちをつかみ取れるようにということで入りましたが、自滅から失点してしまった。失点したことで、勝ちにいかなければいけないわれわれとしては多少リスクを負って攻めていかなければならなくなった。もちろん覚悟の中でピンチは迎えましたが、一番返さなければいけない得点を奪うことができませんでした。敗戦という結果を重く受け止めています。

────失点につながったミスの場面、ああしたミスが出てしまった要因は？
自分たちの力のなさだと思います。

──中3日で中断期間に入る前の最後のリーグ戦がありますが、そこに向けては？
痛い敗戦ですが、下を向いてはいられないので、4日後のリーグ戦に向けて切り替えて、今あるすべてをぶつけて、何とか結果につなげて中断期間を迎えたいと思います。

西山 大雅

Taiga NISHIYAMA34DF

――本日の試合を振り返って。
結果がすべてです。実力差とかじゃなくて、J1でプレーする身としてJFLを相手に負けたというのは、別に相手を下に見るとかではなくて、負けてはならない試合だったし、内容どうこうじゃなくて、今日は結果しか求められてなかったと思うので。

──先制されてチームに焦りも？
全体的に下を向いたというか、ちょっとネガティブな方向の気持ちになったのが中にいて分かった。何とかみんなを上に向かせようと、頑張って鼓舞しようと思いましたが、ヨモさんが今回、ゲームキャプテンを任せてくれたので、そういうのも意識していたのですが、やっぱり相手に守り切られて負けたので悔しいです。

──最後は前線に上がってプレーしていましたが？
そうですね。あとはセットプレーも。今日はセットプレーが一番点を取れるチャンスになると思っていたので、負けてる状況ですけど何とかできればと思ってたんですけど。1本、いけそうなのがありましたけど、(ボールに)力を伝えられなかったです。

石井 快征

Kaisei ISHII29FW

――本日の試合を振り返って。
負けている状況でチャンスをもらえました。FWとしては点を取ればヒーローになれるところだったので、そこは意識していましたが、結果を出せなかったのはすごく残念です。僕らはJ1のチームですし、どんな状況でも勝たなければいけないのは分かっていましたが、負けてしまったのは僕らの力がなかったなとすごく思います。

──どんなプレーを意識していましたか？
僕が入ったらどんなプレーをできるか、すり合わせる感じで試合を見ていました。ゴールに絡むプレーをやりたいと思いましたけど、結局点を取れずに負けてしまったので・・・。

──横浜FCでの公式戦デビューでしたが？
勝った試合でデビュー戦という形にしたかったので、すごく残念な気持ちしかないです。

四方田 修平

Shuhei YOMODA監督

――試合会場なども含め、天皇杯特有の難しさについて。
移動や暑さの厳しさもあるし、相手はJFLのチームではありますがかなり難しいゲームにはなるなと思っています。そこをしっかりとチームで頭に入れて、死に物狂いでやらなければ結果は得られないという話はしました。

――情報が少ない中で相手の特徴などどう分析している？
しっかり守って、カウンターが鋭いチームだと思うので、相手のペースにハマらないようにしたいです。

――天皇杯の位置づけについて。
ACLへつながっている大会だとはいえ、まだACLの頭文字すら出てきていない状況だと思うので、目の前の試合を一つ一つ勝ち上がっていく、それが自分たちのチャンスにもつながっていくと思うので、まずは明日の試合を絶対に勝ち取ることが大事だと思っています。

――暑さ対策について。
日常が暑さ対策といいますか、今は高知より横浜のほうが暑いのではないかと思います。

――チームで暑さ対策として取り入れていること。
水分摂取の量とか体内の水分量の計測は行っていますし、体重チェックや食事のコントロールは暑さに関わらず、継続してやってきている部分なので最大限良いパフォーマンスを発揮するためのサポートはスタッフの方でコントロールしてくれていると思っているので、こういう厳しい状況ほど、選手が頑張ってくれるのではないかと思っています。

――明日の試合でポイントとなる部分は？
相手の堅守をどう崩していくか、鋭いカウンターをどう抑えていくか。この辺がポイントになってくると思います。

――リーグ戦での戦い方とは逆の構図が予想されるが？
天皇杯でJFLのチームと戦う上では覚悟して戦わなければいけない部分だと思います。シーズン当初に積み上げてきた部分が生きてくるのかなと思いますし、しっかり守備を安定させながら、攻撃につなげていくチームのスタイルだけではない部分にもトライはしているつもりなので、そこは明日の試合に活かしてほしいなと思います。

――明日の試合でポイントとなる部分は？
川崎戦、広島戦とそれぞれ中3日での試合が続く中でのメンバー構成など、そこについては明日の試合を楽しみにしていただけたらと思いますが、中2日に比べると中3日は余裕があるなと感じています。

――チームとしての積み上げへの手応えは？
攻撃のバリエーションは増えてきていると思いますし、いろんな選手が入ってもある程度計算できる、ベースが上がってきていると思っています。ただ、そうゆう中で臨んだ川崎戦でガツンとやられてしまったので、危機感というか反骨心が強いかなという感じです。

――川崎戦を終えて、さらに成長しなければならない部分は？
チームとして戦い方を90分通して戦わないと部分的に良いプレーが出ても結果としては良い方向にいかないのかなと感じています。

――石井快征選手の状況について。
昨シーズンも今シーズンも大きい怪我をして離脱する期間が長かったり、復帰してまた怪我とか彼にとっては不運な時期もあった中で、今コンディションは上がってきていると思うので、明日の試合ではチャンスがあるのではないかと思います。

――この後会見を控える、市川暉記選手に期待する部分は？
力はある選手ですし、キーパーとして必要な要素は備わっている選手だと思います。あとはチーム全体の内容とか結果に影響力を出せるような選手として後ろからゲームを作ったり、統率していくといった部分を期待したいです。

市川 暉記

Akinori ICHIKAWA21GK

――明日の試合に向けて。
選手としてのキャリアを積んでいく中で大事な一戦になると思いますし、ここでまた次につなげられたら、次の試合も任せてもらえると思うので、絶対に勝利するという部分を持って、プレーしたいと思います。

――中村俊輔コーチとのシュート練習について。
まずは俊さんにシュートを打ってもらえるという環境に感謝したいです。世界を相手に戦ってきた方のシュートを受けられることは自分にとっても大きな財産です。ただ、俊さんだけではなくキーパーコーチも含めて全員に感謝しています。自主練では自分の課題について取り組んでいるので、そういった部分は少しづつ改善できていると思います。

――克服したい部分について。
すべてですね。全部の技術を総合的に上げたいですし、試合に出場して得られる経験値も含めてすべてを高めていきたいです。

――高知ユナイテッドSCの印象は？
堅い守備からのカウンターであったり、前線に力のある選手がいるので、そういった部分をどう抑えていくか。自分たちがボールや主導権を握る時間が多くなると思うが、そこでしっかりと決めきれるか、その力が自分たちにあるかどうかだと思います。

――攻撃の時間帯が長い試合において心掛けている部分。
数少ない相手のチャンスを確実に止めなければいけないと思いますし、それを事前に防ぐためのコーチングであったりが必要だと思います。かかわる時間は短いかもしれないですが、ゲームにしっかりと入っている状況を作っておかなければいけない。そこの集中力だったりは切らさずやらなければいけないと思う。

――シュートブロックで意識している部分
もちろんシュートによると思うのですが、今自分が取り組んでいることとしては、「ゼロヒャク」という部分を意識しています。基本だと一歩足を出してから飛ぶと思うのですが、ステップを踏まずにゼロの状態から自分の100%の状態で飛ぶ、伸びきるという部分を意識している。自分のリーチがあればそれでポストまで届くので。そのタイミングとかを意識して取り組んでいます。海外の選手はステップを踏まずに飛ぶことが多いのですが、そういう部分をまねて、今トライをしています。

――中村俊輔コーチからのアドバイスなど
自分の弱点だったり、シューターから見てどこのシュートコースが空いているかを教えてくれます。俊さんはキーパーではないので専門的な部分はわからないと思うのですが、シュートを打つ側としてのスキルは優れているので、そういった視点も含めて、キーパーがどの位置に立っていたら嫌なのかなど気づいた部分をアドバイスしてくれます。