四方田 修平

Shuhei YOMODA監督

――本日の試合の総括をお願いします。
16位のレイソルさんとの対戦ということで、自分たちの残留という目標、そして今の順位から上に這い上がっていくために非常に重要な試合だと選手たちには伝えていて、その覚悟をプレーで見せようという話をしていました。苦しいゲームでしたけど、選手たちが本当に最後まで体を張って、何とかゲームを進めながら後半の1点を守り切って、勝点3を奪うことができた。選手たちの素晴らしいプレーと頑張りに本当に感謝しています。アウェイにもかかわらず多くのファン・サポーターの方が後押ししてくださいました。苦しいときに力になったので、サポーターの皆様と一緒につかめた勝利だと思っています。まだまだ苦しい状況は変わらないので、この先、こういう思いを少しでもファン・サポーターの皆さんと一緒にしたいとチームみんなが思っているので、残りのゲームでまた一戦一戦全力で勝てるように頑張っていきたいと思います。

――5月中に2勝の目標を掲げておられましたが、新潟戦と今日で2勝となりました。この先の戦いは？
2勝という話はしましたが、借金はたくさんあるので、これでOKではなく少しでも取り戻さなくてはいけないと考えています。次節は二人が出場停止になりますが、そこも含めてリーグ戦なので、試合に出たくて飢えている選手はいっぱいいるので、また新しい選手が活躍してくれればという期待をしています。

小川 航基

Koki OGAWA18FW

――本日の試合を振り返って。
相手も前半から攻勢に出てきた中で、前半をああやってしのげたことが勝利につながったと思います。シュート数だけ見ればやられてる感じかもしれないけど、結果的に1-0で勝っているというのもサッカーだし、今日は守備の選手も攻撃の選手もハードワークできたかなと思います。暫定で最下位脱出したそうですけど、目先のことは目先にしかすぎないので、一喜一憂せずに、苦しい時期がまた来るかもしれないけどそのときも一喜一憂せずに、目先の試合に勝つことだけを考えてやりたいと思います。

――決勝ゴールは今季3回目のPKでした。相手もデータがある中で決めましたが？
データ通りに動いてくれたというか、俺の思い通りに相手GKが動いてくれてる感じがあります。左に蹴ってる数が多くて、それでたぶん左に飛んだと思うし、そういう駆け引きでも今日は勝ったところがあるかなと思います。

伊藤 翔

Sho ITO15FW

――本日の試合を振り返って。
勝点的にも勝たなければいけないゲームだったし、何にしても勝つように、前半は失点しないというのをみんなもそうだし僕も頭に入れてやりました。

――シャドーに入ってどういうプレーを意識しましたか？
自分が入ることによって、マイボールの時間を長くしたりとか、よりゴール前に入っていくのは自分の持ち味として意識してプレーしましたけど。あとは最低限の守備をやって、という感じでした。

――3バックにして3試合目。1週間練習できたのは今日が初めてですが、連携などは？
昨季と一緒のシステムなので、昨季からやってるメンバーは問題ないですけど、新しく入った選手がどれくらいの立ち位置にいたほうがいいのかをだんだん憶えていくのが、1週間の練習でだいたい整理されてきている。３バックにしたことによって、守るときは5枚になりますけど、後ろの選手たち一人一人が守るスペースがだいぶ少なくなったので、守りやすいという手応えをつかんできてはいると思います。

四方田 修平

Shuhei YOMODA監督

――柏レイソル戦に向けて取り組んだ部分
攻守の確認をミーティング含めて共有してきました。

――攻撃と守備のバランスについてはどのように落とし込んでいますか？
現状失点が多いということで、まずは全員で高い守備の意識を持って改善していかなければいけない。ただ、守備だけではなくて、自分たちから攻撃を仕掛けて得点を奪っていかなければ勝利に繋がらない。そこは怖がらずに思い切ってプレーしていかなければいけない。両面で大事になってくると思います。

――前線の選手達に求めている部分
チームの守備の部分でしっかり関りながら、攻撃の部分で得点に繋がるようなプレーを期待しています。

――柏レイソルの印象
厳しい守備から、ボールを奪ったら素早く攻撃する、前線のアタッカーが個人能力が高い選手が揃っているなという印象です。

――勝敗のポイントとなってくる部分
お互いに一瞬の隙を突きあうような展開になると思うので、セットプレーも含めて厳しい戦いになると思います。

――順位が近いチームとの対戦
自分たちは差を詰めるチャンスだし、逆に柏は引き離すチャンスと捉えていると思う。そういう意味では意地と意地がぶつかり合うハードなゲームになると思っています。

――札幌時代の教え子である高嶺朋樹選手との対戦について
非常に光栄ではありますけど、そこの対戦を楽しみに考えている余裕はないと言いますか、公式戦の中の対戦相手の1選手として、試合になったら、お互いにベストを尽くせればいいのかなと思っています。

――高嶺選手の警戒するべき点について
どんどん前線への配給を狙ってきますし、攻撃の起点にもなっている。昔、一緒によく練習してましたけど、そういった部分を気をつけていきたい。

――山下諒也選手に期待する部分
豊富な運動量とスピードとあとは元気の良さというかバイタリティで攻守に貢献してほしいなと思います。

――山下選手の起用方法について
J1でのプレーは初めてで、徐々に慣れてきて、自分ができる部分、できない部分が見えてきてプレーが整理されてきているのかなと感じている。先発なのか途中出場なのかはチームの状況にもよるので、先発だから成長しているとか途中出場だからとかは考えずに、どの選手もそうですけど、与えられた時間の中でベストを尽くしてほしいなと思います。

――Jリーグが30周年を迎えるという部分で、30年前の開幕当初の思い出は？
ジーコのハットトリックなどの印象は残っていますが、やはりヴェルディとマリノスの試合は印象に残っていますね。まさか日本でプロサッカーリーグができると思っていなかった中で、実際に開幕して、感動しました。抽選には外れてしまいテレビでの観戦にはなりましたけど、大学の友達とみんなで見たことをつい最近のように思い出します。

山下 諒也

Ryoya YAMASHITA7FW

――明日の柏レイソル戦に向けて。
アウェイでも勝点3を取りに行くという部分はチームとして持っていますし、対柏という部分で攻守においての確認を今週してきました。明日に向けて良いイメージで臨めると思います。

――攻撃面ではどのような部分のすり合わせをしていますか？
試合によってですけど、チームが3バックであれば前線の3人が攻撃の時にどれだけ連動してボールを引き出せるか、時間を作れるかが大事になってくると思います。

――守備時の共通理解は図れている？
まずは失点をしないという部分が大前提にあって、その中で全体をコンパクトに保つことを互いに声を掛け合ってやっていますし、プレッシャーに行くところ、行かないところの使い分けをチームで話し合いながら判断しています。

――声出し応援が解禁になり、声が通りにくい中で今シーズン選手同士で心掛けている部分
応援の声やチャントがあるとやっぱりピッチ内は声が通りづらいですし、選手同士で声をかけても伝わっていない時もあるので、そういう時は練習や試合前に話していた部分をベースに考えています。練習中や練習後に映像を見返して、気づいたことがあれば話しています。

――味方とのプレーが合わなくても手を叩いている印象。何か意識している部分は？
後ろの選手が前を見てくれているという部分が大事ですし、それを続けることが大事なので、何回もチャレンジすることがチャンスにつながると思うので、合わなくてもチャレンジしてほしいという意味で合図しています。

――ここまでのパフォーマンスを振り返って
個人としては、良いイメージを持って試合に臨めていると感じています。

――Ｊ１の舞台でこれまでと変化を感じる部分
プレーの質、決定力、プレッシャーの速さなどはJ2に比べると違うなとは感じますけど、ある程度イメージしていた部分もありましたし、J1の強度にも慣れてきたかなという感触はあります。

――Ｊ１で結果を残していくために何が必要？
たくさんチャレンジして、たくさん失敗して、失敗した部分と向き合って、練習に取り込んでみたり、よりリアリティを持ってトレーニングするようにしています。

――2シャドーに求められている部分は？
守備の部分では、守備のスイッチをいれるポジションだと思いますし、そこはサイドでプレーしていた時とは違う部分です。スイッチを入れる瞬間のスピードでチーム全体のスイッチも入ると思うので、そこはスピードに変化を付けながらプレーしています。攻撃では1トップの選手と距離が近いので、その選手との連携を意識していますし、1トップの選手がフリーになるような動き出しをしたり、逆に空いたスペースに入っていくようなプレーを意識しています。

――柏レイソルの印象
堅守速攻のイメージ。映像を見ていても細谷真大選手のスピードや強さは脅威ですし、そこで起点を作られるとサイドからクロスという場面が多くなるのかなと思います。

――攻撃の部分で明日の試合のポイントは
1トップの選手が動き出した後のスペースが空いてくると思うので、そこでいかに自分が前向きにボールを受けて、自分の特徴を活かして、シュートまで持っていく回数を増やせるかが得点の可能性を高めると思うので、強気に、自分がチームを勝たせるという気持ちでプレーしたいと思います。