実施の背景:クラブ全体で同じ方向を向くために
横浜FCでは、クラブの事業活動の軸をより明確にし、地域社会に必要とされる存在であり続けるため、環境をはじめとした社会課題への向き合い方を整理しながら取り組みを進めています。
猛暑や異常気象が日常化する中で、選手の安全確保や競技環境をどう守っていくかは、ピッチ上の課題にとどまらず、クラブ経営全体に関わる重要なテーマとなっています。
こうした考えのもと、これまでに全社員を対象としたワークショップを実施し、クラブとして大切にしたい価値観や、社会との関わり方について共有してきました。その流れを受け、このたびトップチームの全選手・スタッフを対象とした「気候アクション研修」を実施いたしました。
環境を「サッカーをプレーし続けるための大切な土台」と捉え、クラブ全体で同じ方向を向きながら、持続可能なクラブ運営を目指していきます。
フォトストーリー:横浜FCの取り組みステップ
【STEP 1:事業部スタッフ研修】
まずはクラブ運営の土台となるフロントスタッフが、横浜FCの事業活動と社会課題との関係性を整理しました。(※公式SNSでの発信内容)
【STEP 2:トップチーム選手研修】
次に、選手・スタッフが、気候変動が競技や日々の準備に与える影響を「自分事」として捉えるための研修を行いました。クラブ全体の取り組みとして、事業部門からトップチームまで。横浜FCでは、共通の価値観をもとに段階的に取り組みを進めています。


研修内容:なぜ今、環境に向き合うのか
研修では、Jリーグ共通の指標であり、スポーツ界における国際的な潮流に基づいたフレームワークである「Sport Positive Leagues(SPL)」をもとに、環境への向き合い方を整理しました。
競技への影響
国際的な科学的予測では、十分な対策を講じない場合、将来的な気温上昇が指摘されており、すでに猛暑による熱中症リスクや練習・試合環境への影響が顕在化しています。
SPL(Sport Positive Leagues)の考え方
クラブの環境への取り組みを「見える化」し、国際的かつ客観的な指標に基づいて整理することで、クラブとしての進捗や目指すべき方向性を明確にします。
ピッチと環境のつながり
良い環境は良い準備を生み、その積み重ねが最高のパフォーマンスやクラブの力(Power)につながります。
選手コメント
【22番 DF 岩武 克弥選手】
これからを生きる子どもたちのために環境問題を無視せず、行動に移して解決していきたいです。
【5番 DF 細井 響選手】
持続ある未来を作るためにも自分たちが、今できることを積極的にやることが大事だと思いました。
【28番 MF 熊倉 弘貴選手】
サッカー選手として環境問題解決にできることをこれから積極的に取り組んでいきたいです。
【24番 DF 秦 樹選手】
今日の講義を聞いて終わりではなく、行動に移せるようにサッカー選手としてもひとりの人間としても環境問題に向き合っていきたいです。
今後の展開
横浜FCは、勝利、育成、地域、そして環境を個別の取り組みとしてではなく、クラブの活動を支える一体の考え方として捉え、今後も活動を進めていきます。まずは「知る」ことから始め、クラブ全体で歩みを進めていきます。また、今後、こうした考え方や取り組みについては、順次発信していく予定です。
参考資料
Jリーグが推進する気候アクションの詳細は、以下のハンドブックもあわせてご覧ください。