横浜FC

背景

プロサッカークラブの役割はスポーツを「する」、「見る」という場を提供するだけでなく、ホームタウンをはじめとした市民・企業・行政と一体となった生活に密着した活動により、地域と連携したスポーツ文化活動を醸成する役割を担っています。
その中でプロサッカー選手は、単にサッカーを競技するだけでなく、ファン・サポーターをはじめ、多くの人に「夢」や「希望」、「感動」など多くの付加価値を与える役割も担っています。
常に脚光を浴びる選手たちの“行動”、“発言”、“発信”はとても重要で、プロアスリートとしての責任を十分に自覚するだけでなく、さらにその価値を高め、多様化する社会の中での振る舞い、姿勢が注目されています。

目的

横浜FCの選手として、プロサッカー選手として、そして一社会人として、必要な情報や知識、コミュニケーションスキルを身に付けることにより、プロサッカー選手としてはもちろん、人としての価値を高めることになります。
自らで考え、行動することは、横浜FCが掲げるフィロソフィとも合致し、クラブバリューのひとつでもある「発展」につながります。
昨今のスポーツ界では選手の2ndキャリアの重要性が問われています。しかしながら現在の2ndキャリア支援は、引退間際の就職斡旋の役割が主な役割となっています。重要なのは現役選手ある1stキャリア中に、自らで考え、行動する力を備えることで、自らで道を切り開く力をつけることです。
横浜FCの選手教育プログラムは、子供たちやファン・サポーターに「夢」や「希望」、「感動」を与えられるような選手になるために『自己学習能力』、『目標達成思考力』などを身に付け、社会で生き抜くための“実践的な力”を習得することを目的とし、実践教育(Liberal Arts)を実施します。

概要

全体のプログラムでは、社会の多様性を認識し、常に当事者意識を持った行動、発言が出来るよう、多彩なジャンルの専門家の話を聞くことで、自らの気づきや発見を促します。
また、若年層選手においては、他者依存感覚を捨て、自らで考え、自らで行動するための『自己学習能力』や、常に目標を持って、その目標に向かって計画、検証しながら進んでいけるような『目標設定思考力』の醸成を目的とし、クラブ内外の専門家から、より多角的な講義計画を実践していきます。
外部講師だけでなく、『教育』、『人材育成』をキーファクターに、クラブ内の経験ある選手やスタッフが講師となり、内部財源を最大限に活かし、半学半教の精神の基、互いに学びあえる教育環境の定着を目指します。

全体教育プログラム

対象:全選手

  • 主な内容
    ・他業種プロフェッショナル講座
    ・SNS講座(講師:外部専門家)
    ・レフリーコミュニケーション/VAR(講師:JFA審判委員会

新人選手育成プログラム
Y-LAP(Yokohama fc Liberal Arts Program)

対象:加入3年目選手、その他希望選手

  • 定期プログラム
    ・洗濯サポート
    ・用具準備サポート
    ・登録外TRサポート

  • 定期講座
    ・規約規程/国内外
    ・仲介人制度
    ・メディア対策
    ・リスクマネジメント
    ・キャリアデザイン

  • 特別講座
    ・奥寺康彦
    ・福田健二
    ・現役選手
    ・OB選手
    ※予定

講座スケジュール

第11回 2021年9月2日 キャリアデザイン① セルフコーチング 早乙女誉氏(阪南大学流通学部流通学科准教授) 講座をみる
第10回 2021年7月28日(水) フィナンシャルプランナー 横山光昭(株式会社マイエフピー代表取締役) 講座をみる
第6回 2021年4月15日(木) Jリーグの未来 吉田 国夫(Jリーグ広報・メディアグループ) 講座をみる
第7回 2021年5月13日(木) 横浜FCの歴史 上尾 和大(代表取締役社長COO) 講座をみる
第5回 2021年4月1日(木) コミュニケーションスキル② 片上 千恵(帝京大学 経済学部 経済学科) 講座をみる
第4回 2021年3月25日(木) コミュニケーションスキル➀ 片上 千恵(帝京大学 経済学部 経済学科) 講座をみる
第3回 2021年2月25日(木) 世界への挑戦①~先駆者~ 奥寺 康彦(横浜FC会長兼スポーツダイレクター(SD)) 講座をみる
第2回 2021年2月18日(木) 仲介人制度 服部 健二(ゼネラルマネージャー(GM)) 講座をみる
第1回 2021年2月12日(金) JFA・Jリーグ規約規定について 服部 健二(ゼネラルマネージャー(GM)) 講座をみる