12/15(日)「松井大輔引退試合-Le dernier dribble-~STARSEEDS SPECIAL MATCH~」試合後記者会見
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2024.12.16 Mon
12月15日(日)に行われた「松井大輔引退試合-Le dernier dribble-~STARSEEDS SPECIAL MATCH~」の松井大輔氏記者会見全文を公開いたしました。
記者会見全文
–先ほど引退試合を終えられました松井大輔さんより一言ご挨拶をお願いします。
本当にたくさんの方々に見送られて、 最後自分らしいプレーは中々できなかったかもしれないですけど、皆さんと楽しくボールに触れることができましたし、自分の好きな選手や、いろんな方々に見送られて、本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。本当にありがとうございます。
–今日の試合をまずは振り返っていただけますでしょうか。
前半は本気モードでできたらいいなという風に思ったので、20分はすごく良いメンバーを組ませていただきましたし、前半のうちに早めに点が取れたのは良かったかなと思います。
–今日はサッカー選手だけでなく、各業界の方が多く集まりましたが、ここら辺はいかがですか。
本当はもっとたくさんの方が出場していただく予定だったんですけど、なかなかスケジュールも合わなかったり、来られない選手もいたので、申し訳なかったなと思いますけど、自分としてはサッカー選手もそうだし、色んなアスリートの人たち、また異業種の方だったりとか、タレントさんとか、自分に関わっていただいた、お世話になった人たちと一緒にボールを蹴る、そういう引退試合にしたいなっていう風に思いましたし、皆さんが楽しんでもらえるような引退試合になったのかなとは思います。
–今日の試合で1番印象に残っているプレーシーン、ご覧になりますでしょうか。
やっぱ駒野でしょ。駒ちゃんはね、僕も小学校6年生から一緒にサッカーをしてきたので、そういう意味も込めて、彼の引退試合もまだやってないでしょうし、早めにちょっとPKを払拭できればいいかなっていう風に思って演出させていただきました。
–台本通りうまくいったってことですね。
本当はね、外してもよかったんですけどね。彼はやっぱりうまくなりましたね(笑)
–これまで多くの国でプレーされてきた松井大輔さんのサッカー人生を振り返っていただけますか。
本当にプロサッカー選手を京都で始めてからY.S.C.Cで終わるまで、フットサルに関わったり、フランス、ポーランド、ブルガリア、ロシア、ベトナムと色んな国に行かせていただいて、すごくファン・サポーターの方に与えていただいたことが多いなと、支えていただいたことが大きかったなっていう風に思いましたし、自分のプレーを監督であったり周りの人たちが見守っていてくれていたと思いました。なので、この引退試合を機に関わっていただいた色んな方に恩返しできればなっていう風に思いました。
–今後についてですが、メインは指導者の道を歩んでいくということですか。指導者以外でどんなことに挑戦していきたいか、ビジョンあったりしますか。
Fリーグもそうですけど、フットサルのリーグの理事長もさせていただいてるんで、この育成年代でのボールの扱いだったりとか、またこの前オリンピックでスペイン代表と日本がやりましたけど、 各強豪国と言われる国では15歳だったり幼少期にフットサルをやりながら、フットボーラーとして技術を高めている、またサッカーIQの高いチームが勝つ可能性が高い、そういう意味も込めて、さっき終わりの挨拶でありましたけど、その技術の向上っていうのはすごく大事になってくると思います。自分もコーチをやりながら、フットサルと絡めて、うまく相乗効果が出るようにできればなっていう風には思いますし、 アリーナ競技ということもありまして、 アリーナでBリーグさんと協力したりだとか、午前中は老若男女が運動できるような施設ができれば良いかなと思います。サッカーも7月8月が、 シーズン移行だとか、プレーできない時期も出てくるので、アリーナのところで、サッカーもそうだし、フットサルもそうですし、色んな方々が週末に運動できるような場所ができればいいなっていう風に思うので、Fリーグも絡みながらそういうことができればいいなっていう風には思いますし、また新しいことは来年に取っておきたいな、なんか色々やりたいなっていう風には思っております。
–その中で1つあげていただくことって可能ですか。
会社を立ち上げて、色んな方、アスリート支援じゃないですけど、そういうのができればいいなと思いますし、 あとはしっかりとゴルフをね、もうサッカー辞めましたから、たくさんゴルフを練習していければと。
–松井さんにとってサッカーはどんな存在だったのか教えていただけますか。
サッカーは人と人を繋ぐもの。人と人を繋ぐ新しいツールじゃないですけど、仲良くなったり、自分がここに立っていることによっていろんな人が流れることもそうだし、友達になったり、僕の人生の一部だっていう風に思いますし、色んな人とこれから繋がってまた恩返しができたり、いろんな瞬間を共にできたらなという風に思っております。
–楽しく見させてもらったんですけど、あの最後の構想っていうのはどういうところから生まれて、どういう風に温めてきて、企画のいきさつを教えていただけますでしょうか。
昨日の中村憲剛の試合で、まさか吉田沙保里さんがタックルすると思ってなかったんですね。なのでちょっと2回目になっちゃったっていうのもあるんですけど、自分はタックル受けたくないですし、誰がいいかなっていうのをずっと考えながらやってたんですけども、最終的に香川真司がやってくれるっていうことで、昨日の夜中に決まりました。なので、僕はもう本当に駒野とずっと一緒にやってるんですけど、PK外した後に、やっぱり普通の生活ができなかったってこともありますし、それを払拭するためにも、この笑いじゃないですけど、うまく人生を先に進めることができればなっていう風に思ったので、友達としてじゃないですけどね。あとはたくさんの人たちが喜んでくれるような演出がちょっとはできたのかなとは思います。
–バーに当てろっていうしぐさに笑っちゃったんですけど、あれはバーに当ててほしかったんですか?
バーに当てるなよって、ちゃんと決めてねって。それの方がちょっと緊張するわって言ってましたけど。(笑)
–こうやって各年代の選手が集まってるのを見てると、松井さん自身が人と人を繋ぐ媒介としてのキャリアだったのかなっていう風にも思い、人が繋がっている会ができたっていうことがすごいなって改めて感じたのですが、そういう中で成長したことや変わったことがあれば教えてください。
プロになるまでもそうですけど、いろんな方々に支えていただいたっていうのはすごく大きいなって思いました。あと、出会いですよね、カズさんと出会ったりだとか、 いろんな人の、自分の名前もそうですけど、大きく人を助けるみたいな感じのことで親父がつけてくれた名前ですけど、そういういろんな人を助けながら、関わりながら、人と人がこう繋がっていくような。自分はドリブルっていうことを主にしてましたけど、最終的にスルーパスだったり、ゴールを決めてくれたりするのが好きだったので、色んな人にアシストしながら、また人と巡り合えたことにすごく感謝したいなっていう風に思います。今ここにいらっしゃる方も、ずっと18歳、19歳から知ってる人もいるでしょうし、今日来てくれた人たちも、もう昔から自分を知ってくれる人が多かったんで、そういう意味もあって、自分としては本当に感謝しかないですし、そうやって関わることによって自分が成長できたのではないかなと思ってます。これからもいろんな縁があるとは思うんですけど、その縁を忘れずに繋いでいければいいなと思います。
–今日、久しぶりにこうやってアテネ世代の選手たちが集まったりと、南アフリカのワールドカップのメンバーが集まったりして、見ているこっちも本当に懐かしくて嬉しかったんですけど、改めて松井さんたちアテネ世代が残したもの、そして南アフリカワールドカップのメンバーがどういう貢献をしたか、彼らの現在が今どうなっていて、自分はどうありたいと思うか。
最後、アテネ世代で写真撮りながら同窓会みたいだねみたいな話をしましたし、僕の世代もほとんどがもう引退しながら指導者の道だったり、会社を設立したりしてるところもあって。自分たちの世代のワールドカップ、またアテネっていうのはもう思い出だと思いますし、 そこではベスト16にしか入れてなかったですけども・・・なのであれは本当に、駒野のせいです(笑)でも、本当にいい思い出というか、そういうのがあったので、同世代の人たちには感謝しています。今日も一緒にプレーしましたけど、一緒にプレーして、やっぱりパス交換するだけで、どこで欲しいかっていうのもわかりますし、1人1人のプレーの良さっていうのが今日も見て取れたので、お客さんはすごい喜んでくれたんじゃないかなと思ってます。
–その中で今後指導者を軸にって話がありましたけど、今後のビジョンっていうのを改めて教えてください。
本当に色んなところでコーチをやりたいんですよ。なので、1個のクラブにとどまらずに今もなお、色んなクラブを渡り歩きながら仕事をさせてもらっています。なので、そういう指導者の部分もありつつ、将来は日本代表になる選手を輩出できればいいなっていう風に思うので、指導者の軸がありながら、会社を設立できればいいなと思います。
–今日の試合で引退された選手や色んな方々が出られてたんですけど、皆さん結構ちゃんと仕上げてこられてるなっていう印象あったんですけど、松井さん自身が今日のこの試合を迎えるにあたって、何か特別にトレーニングとかやられたことあれば教えていただけますか。
はい。一応1ヶ月ぐらい前からずっと動いてはいたんですけど、最後にカズさんと合宿を組まさせていただいて、その前にちょっとイベントでふくらはぎを痛めまして、3日間しっかりとマッサージをして、なのでマッサージだけで終わりました(笑)。今回の試合に向けて一応は身体は作ってきたんですけれど、意外とできるなっていう風に感じました。